南信州でサイクリングと列車の旅両方を楽しんでもらおうと、JR東海は3月22日に、自転車を持ち込んで乗車できるサイクリスト専用の臨時列車「輪行(りんこう)列車」を、飯田線の豊橋(愛知県豊橋市)—伊那大島(長野県松川町)間で運行する。
飯田市が国の環境モデル都市に選定されたのを受け、飯田下伊那地方の自転車愛好家らでつくる「南信州バイコロジー協会」の準備会(飯田市)と、JR東海飯田支店が協力。環境にやさしい自転車と列車を乗り継ぐイベントを企画した。
参加者は、午前7時に川路駅(同市川路)に集合し、静岡県方面に向けて自転車で出発。体力別に、最短で平岡駅(天龍村)までの約45キロ、最長で中部天竜駅(浜松市天竜区)までの約80キロを走行後、それぞれの到着駅で自転車とともに輪行列車に乗る。自転車は、分解して袋に入れた時の縦、横、高さの合計が2.5メートル以内、重さ30キロ以内に限られる。
列車は、午前11時13分豊橋発、午後3時52分伊那大島着だが、乗車駅は豊橋、新城、中部天竜、大嵐、小和田、平岡、降車駅は天竜峡、飯田、伊那大島に限られる。3両編成で、1両を自転車専用置き場にする。車中では弁当が出るほか、ミニコンサート、景品が当たる抽選会などがあり、参加費は中部天竜駅以北の乗車で大人3000円、小学生2500円など。50人になり次第しめ切る。
参加申し込み、問い合わせは南信州観光公社(0265・28・1747)へ。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090228-OYT1T00003.htm