奈良県警は27日、同県御所市森脇、農業吉川隆夫容疑者(73)を、長男の会社員実次さん(45)に灯油をかけて火をつけたとして、殺人未遂の疑いで逮捕した。
実次さんは病院に運ばれたが、全身にやけどを負って死亡。県警は殺人容疑に切り替え、調べている。
発表では、隆夫容疑者は27日午後3時頃、自宅庭で、軽乗用車の運転席にいた実次さんに灯油をかけ、火をつけて殺害しようとした疑い。軽乗用車は全焼し、隆夫容疑者も顔に軽いやけどを負った。
隆夫容疑者は当初、「息子を助けようとしてけがをした」と話していたが、その後の調べで、自分が火をつけたことを認め、「日常の生活態度が気に食わなかった」と供述しているという。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090228-OYT1T00136.htm