近所の夫婦に「恥を知れ恥を」と、どなって名誉を傷つけたとして、茨城県警土浦署は26日、名誉棄損の疑いで同県土浦市の無職神保昭子容疑者(65)を逮捕した。土浦署によると、「やったのはやったが、間違ったことはしていない」と供述しているという。
同署によると、神保容疑者は昨年8月ごろから今年1月ごろにかけて数回にわたり、路上で「本当の悪。うそをついて裁判まで起こした。恥を知れ恥を。裁判官をだまそうとした」と夫婦をどなりつけ、名誉を傷つけた疑い。夫婦が土浦署に被害届を出していた。
捜査関係者によると、両者のトラブルは10数年前から始まった。夫婦の敷地内に置いてあった落ち葉入りのごみ袋について、夫婦が神保容疑者に問い掛けたのがきっかけという。その後、神保容疑者は毎朝のように、夫婦の自宅近くの路上でどなり始めた。
昨年1月、夫婦が嫌がらせをやめるように水戸地裁土浦支部に訴訟を起こし、同2月に和解が成立したが、嫌がらせは止まらなかったという。