大阪の弁護士らが27日、東京都内で会見し、年末年始に東京・日比谷公園で開かれた「年越し派遣村」と同様の取り組みを宮城、埼玉、静岡、愛知、京都、大阪の6府県でも三月中に実施すると発表した。景気の悪化により、年度末に向けて仕事と住居を失う人の増加が懸念されるため、生活相談などに応じる。
会見したのは「反貧困ネットワーク」メンバーの弁護士や司法書士、市民団体関係者ら。大阪市の小久保哲郎弁護士は「緊急事態をなんとかし、行政に働き掛けて共同で取り組むきっかけにしたい」と抱負を語った。
各地の「派遣村」は土日を中心に1—2日間。日程は仙台市(3月15日)、さいたま市(同21、22日)、浜松市(同29、30日)、愛知県岡崎市(同21、22日)、京都市(同8、22日)、大阪市(同21、22日)。
年越し派遣村で村長を務めた湯浅誠さんは「行政は年度末までの1か月間で、できる限りのことをやってほしい」と訴えた。
(2009年2月27日17時15分 スポーツ報知)
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20090227-OHT1T00216.htm