将棋の矢内理絵子女流名人(女王、29)と挑戦者・清水市代女流王将(40)の5番勝負第4局が26日、東京・千駄ケ谷の将棋会館で行われ、先手の矢内が91手で制した。清水は前人未到の通算10期目となる女流名人位獲得を最終局にかける。第5局は3月5日、将棋会館で行われる。
「こんな難しい将棋になるとは、時間を使いすぎましたね」と清水は細い声を絞り出した。第3局で“守護神”になった漫画家・山口貴由氏はこの日は姿を見せず、孤軍奮闘したが一気の奪取ならず。最終局に向け「あらためて振り駒になるので、いろいろ作戦を考えたいと思います」前人未到の通算10期目という偉業に向け、仕切り直す。
(2009年2月27日06時02分 スポーツ報知)
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