歴史認識に関する政府見解を否定する論文を発表して更迭された田母神俊雄前航空幕僚長(60)が26日、新刊「田母神塾」(双葉社、1365円)の出版会見を都内で行った。
一部で報じられた政界進出について「(出馬のオファーは)3か所から。与党からも野党からもきました」と告白。自民党からのオファーも認め「私を首にしといて(オファーが)きてます。でも、(出馬の)可能性は低いでしょうね」と話した。
正式な出馬については明言を避けたが「政治家になるのであれば、トップを目指して頑張る」と宣言。新党結成の依頼も殺到しているとし「自民党も民主党も村山派と田母神派に分けてくれ、という意見がいっぱいきている」と話した。
会見では「もうろう会見」で辞任した中川昭一前財務相に触れ「お酒のやりすぎはダメですわなあ。私は大吟醸が好きですけども、酒と女は二合くらいまでにしといたほうがいいですよ」とアドバイス。新刊では、自らの歴史観を披露するとともに麻生太郎首相ら政治家をメッタ斬りにしている。
(2009年2月27日06時01分 スポーツ報知)
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20090227-OHT1T00065.htm