文部科学省は27日、不登校の高校生がフリースクールなど学校外の施設に通った場合、その日数を通学日数に加えることができるようにする方針を決めた。
高校を卒業できずに若年無業者ニートなどになるのを防ぐことが狙い。3月にも各都道府県に通知し、新年度から適用する。
同様の措置は、これまで義務教育の小中学校だけが対象だったが、高校進学率がほぼ100%に達し事実上の「義務教育化」している実態を踏まえた。フリースクールと高校が連絡を取り合うことで、不登校の生徒でも学校と接点を持ちながら高校を卒業し、自立につながることを期待している。同省によると、不登校の高校生は2007年度、約5万3000人。このうち約600人がフリースクールなどに通っている。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090227-OYT1T00666.htm