愛知県犬山市の日本モンキーセンターで飼育されていた雌のゴリラ「ハナコ」(推定42歳)が25日、死んだ。
病死とみられるが、詳しい死因は不明。人間でいうと60歳以上だった。これで全国の動物園などで飼育されているゴリラは27頭、同センターでは夫の「2代目タロウ」(35歳)だけになった。
発表によると、飼育主任が同日午後2時半頃、屋外運動場で倒れているハナコを発見。獣医師らが心臓マッサージなどをしたが、回復しなかった。アフリカ生まれのハナコは1歳頃、輸入された。1980年に繁殖のため、茨城県の日立市動物園から同センターへ移されたが、出産には至らなかった。おっとりとした性格で、女性に人気があった。
同センターの加藤章園長は「姉さん女房で、タロウのいたずらをたしなめることもあった。センターを代表する一頭だっただけに残念」とがっかりしていた。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090227-OYT1T00694.htm