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2009年02月27日(金) 11時59分

東京入管、フィリピン人一家の期限を再延長読売新聞

在留特別許可を巡り入管出頭後に記者会見に臨んだカルデロンさん夫妻(東京・霞が関で)=増田教三撮影

 不法滞在で国外退去処分が確定し、在留特別許可を求めている埼玉県蕨市のフィリピン人、カルデロン・アラン・クルズさん(36)一家について、東京入国管理局は27日、拘束を猶予する仮放免期限を来月9日まで再び延長し、この日出頭したアランさん夫妻に、次の期限までに帰国日を決めなければ強制送還する方針を伝えた。

 法務省は、日本語しか話せない長女のり子さん(13)を含む一家全員の帰国か、のり子さんだけを日本に残すかを選び、帰国日を決めるよう求めていた。今月13日の期限が27日まで延長されたが、夫妻はこの日、帰国日を決めずに出頭していた。

 期限の再延長を受け、東京・霞が関で記者会見を開いた夫妻は「3人で日本に残りたいという気持ちは変わらない」と訴えた。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090227-OYT1T00531.htm