使用済み核燃料から取り出したプルトニウムを燃料に使うプルサーマル発電計画で、国土交通省は26日、中部、四国、九州の各電力会社に対し、船舶安全法に基づき、ウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX)燃料の海上輸送を認める確認書を出した。
海上輸送は3社が共同で行う予定で、早ければ来月にも輸送船が燃料発注先のフランスを出港すると見られる。
プルサーマル計画をめぐっては、当初、東京電力、関西電力が先行して準備を進めていたが、原発のトラブルや燃料データ改ざんなどの影響で実施が遅れた経緯がある。3電力は国交省の確認書を受けたことで、燃料輸送に必要な国の手続きを完了したことになる。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090227-OYT1T00100.htm