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2009年02月27日(金) 09時59分

現市民球場で折り鶴展示へ中国新聞

 広島市は国内外から寄せられた折り鶴の展示公開場所として、市民球場(中区)の事務所部分などを5月ごろから一時的に活用することを決めた。今年秋にも予定される球場の解体開始まで使う。

 市は現在、原爆の子の像(中区)前に届く折り鶴は旧日本銀行広島支店(同)と市安芸不燃減容センター(安芸区)、中環境事業所(中区)で保管する。唯一、一般公開してきた旧日銀が改修に入って見ることができなくなったたため、代替の展示場所に選んだ。

 展示は、広島東洋カープ球団事務所や食堂がある球場2階の約500平方メートルを予定。新広島市民球場(南区)へ球団が移転後の4月から準備に入る。

 旧日銀にある折り鶴はそのままとし、球場では他の2施設にある折り鶴のうち約2000万羽の展示を予定。経費約500万円を新年度一般会計当初予算案に計上している。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200902270031.html