周南市は近く、市長公用車への広告掲載を始める。財源の確保や地域経済の活性化が目的。市総務課によると、市長車への広告は全国でも例がないという。昨年、38台で始めた一般公用車の広告も契約更新が相次ぐなど好評で、対象を拡大する。
市長車はワンボックス型のハイブリッド車をリースしている。車体の左右、前部、後部、上部の計5カ所に広告フィルムを張り付ける。1月いっぱいの募集期間に地元企業や学校など6団体が申し込み、競合した後部は抽選で決めた。
市長車は毎月、山口県内各地や広島県など1000—1500キロを走行。5カ所の年間広告料は計72万円で、リース代や燃料費に充てる。市総務課は「好評な公用車広告のフラッグシップ。会議や式典での露出も多く、全国に周南の産業などをアピールできる」としている。