広島県北広島町の新庄小の児童80人が26日、近くの特別養護老人ホーム「やすらぎ」を訪ね、国重要無形民俗文化財「新庄のはやし田」(大花田植)を披露して交流した。
羽織衣装の早乙女役は1年生が担当。上級生の大太鼓や笛、手打ちがねに合わせ、田植え歌を口ずさみながら一生懸命、苗を植える姿を繰り返した。入所者たち約70人は大きな拍手で応えた。
同小では地域の伝統を継承しようと地元の保存会メンバーが指導を続ける。5年岩本敏生君(11)は「少しでもお年寄りの力になりたかった」と話した。
【写真説明】お年寄りと握手し、元気付ける児童たち