尾道市と市教委は25日夜、シンポジウム「歴史・文化を活かしたまちづくり」を東御所町のしまなみ交流館で開き、約150人が参加した。
市が2006—08年度に市中心部で実施した歴史的建造物・町並み調査を担当した兵庫県立大環境人間学部の宇高雄志准教授ら5人がパネリストなどを務めた。調査について、戦前の建物が少なくとも300棟ある▽西土堂地区に洋館付き住宅がまとまって残る—などの結果報告をした。
まちづくりなどを題材にしたパネルディスカッションでは、「歴史ある尾道の魅力が、まだ訪れる人に伝わるようになっていない」などの意見が出た。