名古屋大(名古屋市千種区)は27日、同大工学部の学生や教職員1141人分の個人情報が、グーグル社のインターネット検索サイトに流出したと発表した。
流出したのは2003年度の2年生と4年生の氏名や学籍番号、配属先コースを記載した名簿、学外施設のカードキーの通し番号など。今年1月に米国出張していた同大大学院工学研究科の男性教員が、日本にいた技術職員にホームページ上の非公開フォルダにデータを移させ、名簿を受け取った。この際、グーグル社の検索を拒否する設定にし忘れ、自動的に保存されたデータを一般の人が検索できる状態になった。これまでに個人情報が悪用された報告はないという。
(中日新聞)