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2009年02月27日(金) 21時59分

トレーダー主婦を起訴、大阪地検 顧客最少でも180人東京新聞

 大阪府泉佐野市の主婦が株式投資の利益で元本保証や高額配当をするとうたい、多額の資金を集めたとされる事件で、大阪地検は27日、出資法違反(預かり金の禁止)の罪で、岩田矩子容疑者(54)を起訴した。

 「関西一の女性トレーダー」と呼ばれた岩田被告の顧客はこれまで約100人とされていたが、泉佐野署の調べで、少なくとも180人と判明。約15億円とされる集金額もさらに増える可能性がある。

 同署は、リーマンショックの影響で破綻が確実になった昨秋以降も投資金を募っていたことが詐欺容疑に当たる可能性もあるとみて、捜査を続ける。

 地検や泉佐野署によると、岩田被告は、元本保証が法に触れるとの認識はあったが、出資法違反にある「業として」については否認しているという。

 起訴状などによると、岩田被告は2007年4月から11月までの間、元本保証や配当の支払いを約束して、大阪府や和歌山県などの男女4人から計1700万円を違法に預かったとされる。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2009022701000679.html