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2009年02月27日(金) 21時11分

脱線事故で近鉄に警告書 中部運輸局、再発防止求める東京新聞

 津市の近鉄大阪線で名張発伊勢中川行きの普通電車が脱線した事故で、国土交通省中部運輸局は27日午後、近鉄に再発防止策を講じるよう警告書を出した。

 同社の野口満彦副社長は「迷惑をおかけして申し訳ない。マニュアル整備などに取り組む」とこたえた。

 近鉄によると、同日未明に作業員がレール片側の切り替え装置の解除を忘れ、駅の助役のチェックも徹底していなかったのが事故の原因。

 当初、乗客乗員11人は全員けがはないとみられたが、その後乗客の女子高生1人が頭痛などを訴え治療を受けた。この事故で約250本が運休、約3万2000人に影響した。同社が復旧作業を進めている。

 和田林道宜名古屋輸送統括部長は「関係職場のマニュアル再整備や作業者や助役への再教育に取り組む」と話している。

(共同)

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2009022790211102.html