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2009年02月27日(金) 21時32分

愛知で鳥インフルエンザ 84年ぶりのH7型中国新聞

 農林水産省は二十七日、愛知県豊橋市のウズラ農場で鳥インフルエンザウイルスを確認したことを明らかにした。ウイルスは国内では一九二五年以来、八十四年ぶりに見つかったH7型で農場でウズラが死んでいないことから同省は「感染力の弱い弱毒性の可能性がある」とみている。

 国内農場での鳥インフルエンザ発生は二〇〇七年二月以来。

 農水省によると、愛知県がこの農場に定期検査に入り、ウイルスを確認した。農場は二十五日からウズラの移動を自粛している。愛知県は農場から半径十キロの範囲でニワトリなどの移動制限措置を取る。

 同県は十八日に定期検査を行い、十羽の血清を調べた結果、二十五日にそのうちの二羽から「H7亜型」の抗体の陽性反応が出た。

 このため愛知県は同日、さらに三十羽の血清を検査した結果、五羽で陽性反応を確認した。

 農水省によると、鳥インフルエンザが発生した豊橋市の業者は三十二万羽のウズラを飼育している。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200902270205.html