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2009年02月27日(金) 20時31分

銀座眼科、滅菌装置1台に不具合 保健所は土日も相談対応東京新聞

 東京都中央区の銀座眼科(溝口朝雄院長)で近視矯正のレーシック手術を受けた患者が角膜炎などの感染症を発症した問題で、医療器具を滅菌する装置3台のうち、1台に不具合があることが27日、中央区保健所の検査で確認された。

 装置は手術に使う器具を高温、高圧で滅菌する「オートクレーブ」と呼ばれるもの。細菌のサンプルを装置に入れて作動させた結果、1台で滅菌処理が不十分だったことが確認された。溝口院長が3台のうちどの装置を使っていたかは今後、調べるという。

 保健所の調査で、銀座眼科では手術の際に看護師などがおらず、溝口院長が1人で行っていたことも判明。保健所は装置の不具合だけが感染症多発の原因とは考えておらず、衛生管理が総じてずさんだったとみている。

 保健所は28日と3月1日の両日、銀座眼科でレーシック手術を受けた人を対象に、健康に不安がないか電話で相談を受け付ける。電話番号は03(3541)5936

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2009022701000786.html