宮崎地検は27日、高速バスの車内で女性の体を触ったなどとして準強制わいせつ罪で、福岡高裁宮崎支部判事の一木泰造容疑者(52)=宮崎市=を起訴した。
起訴状などによると、一木被告は8日午後9時ごろ、熊本県人吉市付近を走行していた福岡発宮崎行き高速バス「フェニックス」1号の車内で、隣の席で眠っていた宮崎県内の女子短大生(19)のズボン内に手を入れて、下半身を触った。また、女子短大生の手をつかんで自分の体に押し当てるなどしたとしている。
宮崎県警などによると、一木被告は8日に逮捕された際には容疑を否認したが、その後になって「下半身を触った」などと認めたという。
福岡高裁の平田豊事務局長は「現職の裁判官が起訴されたことは誠に遺憾である」とのコメントを出した。