国立環境研究所(茨城県つくば市)は27日、大気汚染や水環境などの情報を提供しているホームページで、新たに黄砂や排ガス由来の化学物質といった大気汚染物質の東アジアでの濃度予測分布図などを公開した。
同研究所は「大気汚染物質が黄砂なのか、人為的なものなのか、大陸由来なのか国内由来なのかを見極め、対策に役立ててほしい」としている。
東アジアの黄砂、光化学スモッグの主成分であるオゾンなど計4種の大気汚染物質の濃度が1つのページで閲覧でき、翌々日午前零時まで3時間ごとに予測した濃度変化が動画で表示される。
このほか、日本、モンゴル、中国、韓国で計17カ所に設置されたレーザー光を使った観測装置のデータを利用した黄砂と排ガス由来の化学物質の観測結果も公開。東アジア13カ国、約50地点の酸性雨の観測結果情報も提供している。
アドレスはhttp://www−gis.nies.go.jp/