北九州市のテーマパーク「スペースワールド」で2007年末、ジェットコースター「タイタンV」(6両編成)の車両連結器が外れて乗客13人が軽傷を負った事故で、福岡県警は27日、点検整備などを怠ったとして業務上過失傷害容疑で、スペースワールドの安全管理担当者ら数人を近く書類送検する方針を固めた。
県警によると、外れた連結器のボルトなどを詳しく鑑定した結果、ボルトを固定していたナットの緩みなどが原因だったことが判明。点検整備を徹底していれば、事故は防げたとみている。
事故は、07年12月31日午後に発生。コースターが走行中に3両目と4両目の連結部分が突然外れ、ホームの手前約50メートル付近で後方の3両が前方の3両に追突。乗客の男女計13人が軽いけがをした。
スペースワールドによると、すでに被害者全員と示談が成立しているという。