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2009年02月27日(金) 11時04分

元工作部長ら業過致死認める クレーン倒壊事故の初公判東京新聞

 川崎造船神戸工場(神戸市中央区)で2007年、大型クレーンが倒壊し7人が死傷した事故で、業務上過失致死傷罪に問われた元担当者3人が27日、神戸地裁(五十嵐浩介裁判官)の初公判でいずれも起訴状の内容を認めた。

 起訴されたのは工場の元工作部長杉崎公俊被告(56)、元生産管理グループ長竹田俊志被告(54)、整備担当の元班長定隆行被告(53)の3人。

 起訴状などによると、3人は造船用クレーン(高さ約50メートル、重さ約673トン)のベアリングを交換する際、十分な知識や経験がないのに、安全性を検討せず工事を開始。07年8月25日朝、クレーンが倒壊し3人を死亡、4人を負傷させたとされる。

 同罪で神戸区検に略式起訴された整備担当の元主任技士(61)は、神戸簡裁から罰金50万円の略式命令を受け、既に納付した。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2009022701000258.html