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2009年02月27日(金) 10時45分

米議会、ES細胞解禁法案を提出 超党派グループ東京新聞

 【ワシントン26日共同】米上院議員の超党派グループは26日、人体のどんな細胞にも成長できる万能細胞の一種、胚性幹細胞(ES細胞)をつくる研究に、連邦政府の助成を解禁する法案を提出した。ブッシュ前大統領の拒否権行使で葬られた2007年の法案と同じものという。

 オバマ大統領は、研究を厳しく制限してきた前大統領の政策を覆す大統領令を近く出すとみられているが、法案を提出したスペクター議員(共和党)は「大統領によりころころ変わる政策ではなく、連邦法として研究の自由を確立すべきだ」と理由を述べている。

 ES細胞は、病気やけがで失われた機能を正常な細胞の力で修復する再生医療の切り札と期待されている。だが、受精卵を壊して作製するため「倫理的でない」として、ブッシュ前大統領が01年に助成を禁止した。

 オバマ大統領は選挙期間中から助成を認める方針を公約していた。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2009022701000246.html