勇壮な音 西城川太鼓15年（中国新聞）
庄原市西城町の和太鼓グループ「西城川太鼓」が28日、結成15周年を記念して演奏会を、同町のウィル西城で開く。勇壮な音色で地域を元気づけてきたメンバーたちは、本番に向けて熱のこもった練習に励んでいる。
西城川太鼓は1993年、同町での国体なぎなた競技開催を機に、住民30人で結成した。経験者はゼロ。広島県北広島町の観山流太鼓創始者、栗田祐輔さん(82)の指導の下でスタートした。山開きや地域の祭りなどを盛り上げ、2007年には県民文化祭で優秀賞を受賞。若手育成にも力を入れ、現在は10—50歳代のメンバー９人が週１回の練習に汗を流す。
演奏会は夜明けをイメージした「序曲」で幕開け。西城の自然をテーマにした全５曲を披露し、観山流の３団体も共演する。午後１時開演。入場無料。西城町観光協会＝電話０８２４（８２）２７２７。
【写真説明】本番に向け熱のこもった練習に励むメンバー