山口労働局は25日、県内の高校新卒者の就職内定状況(1月末現在)を発表した。内定率は91.0%で、前年同期比2.7ポイント減。同局職業安定部は「景気の冷え込みで、化学工業や飲食など、県内の求人が落ち込んだのが大きい」とみている。
求人数は9560人で、前年同期比12.1%減った。うち県内は同9.6%減の4178人。電子部品製造や運輸、販売などの落ち込みが目立つという。
求職者3482人のうち、内定者は3168人。男子の内定率が0.4ポイント減の95.8%にとどまっているのに比べ、女子は83.5%と6.1ポイントも下がった。
内定先全体に占める県外の比率は、人数ベースで20.8%で、前年比0.8ポイント増。同部は「県内では職種が限られるため、販売希望の女子などが県外を志望したのでは」とみる。