広島県内の園芸農家が育てた花の展示会「広島花の祭典」が26日、広島市南区の福屋広島駅前店で始まった。遺伝子組み換え技術で開発した青いバラが同市内で初公開され、来場者の注目を集めていた。3月3日まで。
8階のメーン会場に青いバラの切り花10輪を展示。サントリーが世界で初めて開発に成功し、特別協賛したサントリーフラワーズ(東京)が今秋にも発売する予定。紫がかった淡い色合いの花を愛好家が一目見ようと詰めかけた。安佐北区の主婦瀬上雅江さん(69)は「幻想的な雰囲気」と、うっとり見入っていた。
他のフロアも含めて菊、洋ランの切り花や鉢植え、装飾作品など約2万点を展示し、一部は販売している。午前10時—午後8時。入場料500円。
【写真説明】市内で初公開された青いバラに見入る買い物客=26日午前10時25分、広島市南区(撮影・福井宏史)