東京都新宿区信濃町のビルでエレベーターのかごが到着していないのに扉が開き、男性(74)が転落死した事故を受け、国土交通省は26日、事故機と同じ手動式扉のエレベーターについて緊急点検することを決めた。
近く自治体を通じて所有者に指示する。
点検は、事故が起きた三精輸送機(大阪府)以外のメーカーのエレベーターも対象で、かごの到着前に扉が開かないようにする安全装置などが正常に作動するかチェックを求める。
手動式扉のエレベーターを巡っては、兵庫県姫路市の食品メーカーの工場でも25日、パート従業員の女性(57)が死亡する事故が起きており、かごの到着前に扉が開き、転落した可能性が高いという。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090226-OYT1T00897.htm