日本赤十字社は26日、Rhプラスの血液200ミリ・リットルをRhマイナスと誤記して供給し、福島県内の男性(60)に輸血されたと発表した。
男性に、今のところ健康被害は出ていないという。
同社によると、献血された血液は最初に機械による自動検査を行い、Rh型のはっきりしない血液は手作業で確認する。先月22日、「プラス」と判明した血液を、担当者が「マイナス」と誤記載。検査記録と記載をチェックする別の担当者も見過ごしたという。同社の出荷後の記録照合の過程で判明した。
Rhマイナスの人にプラスの血液型が輸血されると、発熱などの副作用が起こることもある。
同社では引き続き、男性の健康状態を経過観察するとともに、職員訓練を実施して再発防止を行うとしている。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090226-OYT1T00495.htm