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2009年02月26日(木) 13時01分

合格者2人を不合格に、都立小平南高入試で2年連続ミス読売新聞

 東京都教育委員会は26日、都立小平南高校(小平市)が2007、08年に実施した入学試験で、合格していた男子生徒を1人ずつ、計2人不合格としていたと発表した。2人とも同校が第1志望だったが、今は別の高校に通っている。都教委は「あってはならない選考ミス。心からおわびする」と謝罪した。

 発表によると、同校では募集定員(男子100人、女子91人)の8割について、調査書の評価点と学力テストとの総合成績で選抜した後、残りの2割を男女別に学力テストの結果だけで選んでいる。07年2月と08年2月に実施した入試では、この2割の学力テストについて男女別の成績リストを作り、男子はリストの上位から20人を合格とする手順になっていた。しかし、誤って男女混合のリストをもとに選考したため、それぞれ男子の合格者を1人少ない19人としていた。

 都教委が定めた選考方法を、正しく理解していなかったのが原因で、都教委も確認を怠っていた。本来、合格だった生徒は、すでに私立高と都立高に進学した。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090226-OYT1T00514.htm