2011年春の九州新幹線鹿児島ルートの全線開通で、新大阪—鹿児島中央間を約4時間で結ぶ直通列車の名前が「さくら」に決まった。
JR西日本とJR九州が26日、発表した。80年前に、日本で初めて特急につけられた愛称がよみがえった。
名前は一般公募され、「さくら」は、16万8951通のうち7927通と最多。日本的な美を意識し、桜の木目をあしらった内装が特徴の車両のイメージにぴったりと重なった。
1929年、東京—下関間を走った特急が「櫻(さくら)」。戦後は、東京—大阪間の特急「さくら」として復活、その後、東京—長崎間を結ぶブルートレインで親しまれたが、05年3月に利用者減で廃止された。
直通新幹線は、N700系改良型で、薄く青みがかった流線形の車体が特徴。最高速度は300キロ。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090226-OYT1T00487.htm