記事登録
2009年02月26日(木) 12時57分

「さくら」復活、新大阪—鹿児島中央直通の新幹線読売新聞

愛称が「さくら」に決まった新幹線の車両(昨年の試運転)=JR西日本提供

 2011年春の九州新幹線鹿児島ルートの全線開通で、新大阪—鹿児島中央間を約4時間で結ぶ直通列車の名前が「さくら」に決まった。

 JR西日本とJR九州が26日、発表した。80年前に、日本で初めて特急につけられた愛称がよみがえった。

 名前は一般公募され、「さくら」は、16万8951通のうち7927通と最多。日本的な美を意識し、桜の木目をあしらった内装が特徴の車両のイメージにぴったりと重なった。

 1929年、東京—下関間を走った特急が「櫻(さくら)」。戦後は、東京—大阪間の特急「さくら」として復活、その後、東京—長崎間を結ぶブルートレインで親しまれたが、05年3月に利用者減で廃止された。

 直通新幹線は、N700系改良型で、薄く青みがかった流線形の車体が特徴。最高速度は300キロ。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090226-OYT1T00487.htm