国際宇宙ステーションに滞在する宇宙飛行士候補に選ばれた防衛省航空幕僚監部の2等空佐油井亀美也さん(39)の祝賀会が26日、東京・市谷の防衛省で開かれ、油井さんは「宇宙開発も国防も国民のための仕事。道は変わるけど任務を全力で全うしたい」とあらためて決意を述べた。
会場には上司や同僚約70人が集まり、外薗健一朗航空幕僚長は「夢を持って努力すれば実現できることを示してくれた。パイロットが宇宙飛行士候補になり、空自にとっても夢がかなった」と祝辞を贈った。
もう1人の候補、全日空の副操縦士大西卓哉さん(33)はこの日、会議のため羽田空港の同社乗員室に出社し、上司に「合格」を報告。「きのうは疲れていたけれど3時間しか眠れなかった。やはり興奮しているんでしょうね」と緊張気味に話した。