東北電力の高橋宏明社長は26日の記者会見で、地球温暖化対策の一環として、青森県に出力約1500キロワット、宮城県に約2000キロワットの大規模太陽光発電所(メガソーラー)を建設することを明らかにした。2010年度に着工、12年度の運転開始を目指す。
東北電は20年度までに計約1万キロワットのメガソーラーの導入を計画しており、残る約6500キロワット分は福島県などで建設予定地を選定する方針。
建設場所は、東北電の八戸火力発電所(青森県八戸市)と仙台火力発電所(宮城県七ケ浜町)の敷地内。年間発電量は一般家庭約1100世帯分に相当する計約370万キロワット時で、二酸化炭素(CO2)排出量を年間で約1800トン削減できる見込み。
また東北電は20年度までに、業務用車両計約1000台を、プラグイン・ハイブリッド車や電気自動車に切り替える予定。CO2排出量を年間で約1000トン削減できるという。