【ワシントン26日共同】ロイター通信は25日、米政府当局者の話として、オバマ政権が温室効果ガスの排出枠を企業などに設定して排出量を売買する排出量取引により、数千億ドル(数十兆円)規模の歳入を見込んでいると伝えた。
2012年から長期にわたる収入が期待できるとしており、大型景気対策の実行と財政健全化の両方を掲げる大統領は貴重な財源と見込んでいるようだ。
大統領は24日の施政方針演説で、ブッシュ前政権の政策を転換し、排出量取引市場の導入法案の可決を議会に要求。収益を再生可能エネルギーへの投資などに回す考えとみられる。