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2009年02月26日(木) 13時49分

移動販売で元Jリーガー側が敗訴 メロンパン東京新聞

 元Jリーガー山田隆裕さん(36)が代表を務めるメロンパン移動販売業「東北フーズショップ企業組合」(仙台市)と契約し、移動販売をしていた男性らが「パン生地の質が落ちて損をした」として、加盟金の返還や損害賠償などを組合に求めた訴訟の判決で、仙台地裁(沼田寛裁判長)は26日、計約316万円の支払いを命じた。

 原告の男性側は「当初約束した手作り生地が機械生産に変わり、売り上げが激減した」と主張。組合側は「機械生産への変更を事前に説明して了承を得ていたし、品質は変わらない。売れないのは流行や、競合他社の進出などの事情もある」と反論、争っていた。

 訴状によると、男性5人は組合と賛助会員契約を締結。50万円の加盟金を支払うなどし、500万円台で移動販売車も購入。組合から「1日700−1000個売れる」と言われたが、売り上げは伸びず、2005年に販売をやめるなどした。

 山田さんはMFとして横浜マリノスなどで活躍、日本代表にも選ばれた。03年の引退後に組合を設立、メロンパンを販売し、仙台市などで一時ブームになった。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2009022601000471.html