強制退去処分を受けた日本生まれのフィリピン人カルデロン・のり子さん(13)=埼玉県蕨市立中1年=と両親が26日、東京都内で記者会見し、一時滞在を認めた仮放免期限の27日に東京入国管理局に出頭した際に、家族3人の在留特別許可をあらためて求める考えを明らかにした。
入管側は既に、のり子さんだけなら許可できることを伝えた上で、両親には帰国日を決めるよう要請している。
のり子さんは「わたしが1人で日本に残れば両親と離れ離れになる。家族3人でフィリピンに行けば友だちと別れ、勉強を続けられなくなる。どちらも選択できない」と厳しい表情で話した。両親は帰国日の決定要請には回答しない方針を明らかにした。
(共同)