東京都教育委員会は26日、都立小平南高校(小平市、田中政美校長)が2007年度と08年度に実施した入試で合否判定を誤り、それぞれ男子受験生1人を不合格にしていたと発表した。
2人は同校が第1志望だった。07年度の受験生は都内の私立高に、08年度の受験生は別の都立高に入学したという。都教委は受験生の保護者に謝罪。今後、保護者と対応を相談する。
都教委によると、小平南高は07年度から、定員の8割を入試の得点と調査書を合わせて男女別に合格を決定し、残る2割を入試の得点だけで男女別に決める「特別選考」を採用。2割定員の方で誤って男女合わせた得点順にし、合否を決めていたという。
田中校長は「勝手な思い込みで不合格にしてしまい、申し訳ない」と話している。