記事登録
2009年02月26日(木) 12時47分

直通新幹線の名前は「さくら」 新大阪と鹿児島中央東京新聞

 JR九州とJR西日本は26日、2011年3月に予定する九州新幹線鹿児島ルート全線開業時に、新大阪−鹿児島中央の両駅を乗り換えなしで結ぶ新幹線の列車名を「さくら」に決めたと発表した。

 「さくら」という列車名は戦前、東京−下関間を運転した特急に「櫻」の字で使われ、戦後は平仮名の「さくら」が寝台特急のブルートレインとして活躍したが、利用者減で2005年に廃止された。伝統の列車名が、山陽と九州の直通新幹線で復活することになった。

 両社は昨年10−11月に列車名を公募したところ、約16万9000通の応募があり、「さくら」は7927通で最も多かった。2位は「はやぶさ」で、以下「はやと」「さつま」「みらい」と続いた。

 直通新幹線は、東海道・山陽新幹線で走行中のN700系をベースに両社が共同開発した。九州の急坂に対応するため、全車両にモーターを搭載。最高時速300キロで新大阪−鹿児島中央を4時間前後で結ぶ。

(共同)

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2009022690122755.html