日赤は26日、血液型が実際はO型Rhプラスだった赤血球製剤1本をRhマイナスとして福島県内の医療機関に供給し、60代のO型Rhマイナスの男性患者に輸血されたと発表した。量は約120−130ミリリットルとみられるが、男性に健康被害は出ていないという。
日赤によると、1月21日に茨城県内で200ミリリットルを採血し、翌22日に東京都赤十字血液センターで血液型を検査した。実際はO型の「Rhプラス」だったが、検査担当者が「Rhマイナス」と記録用紙に書き間違え、コンピューターに入力。その情報を基に翌23日、製剤1本が製造され、2月3日に消化器系疾患の男性患者に輸血された。間違えたのはこの1本だけだった。
2月24日に別の検査担当者が過去の記録をチェックし、ミスが分かった。