東京都中央区の銀座眼科(溝口朝雄院長)でレーシックと呼ばれる近視矯正手術を受けた患者67人が角膜炎などの感染症を発症した問題で、区保健所には26日、銀座眼科の患者や家族から相談の電話が相次ぎ、職員が対応に追われた。
保健所によると、午前11時までに20件の電話があった。「症状は出ていないが、不安でいっぱい」や「銀座眼科に電話したが『保健所に連絡してくれ』と言われ、対応してくれない」などの相談が多かったという。
患者67人のうち2人が入院し、女性患者が重症に陥っていることが明らかになっているが、保健所によると「家族が入院した」との電話もあり、2人以外に入院している患者がいることが新たに分かったという。
保健所の担当者は「院長はまったく反省していないのではないか。保健所に緊急相談窓口を設置し、対応していきたい」と話している。