【ワシントン25日共同】米航空宇宙局(NASA)は25日、若田光一さんが搭乗するスペースシャトル「ディスカバリー」の打ち上げを3月12日に仮設定すると発表した。6日に飛行準備審査会を開き、準備作業を進めるかどうかを決める。
昨年11月の飛行で破損が明らかになった燃料弁の安全性を確認するため、当初2月12日に予定されていた打ち上げが延びている。NASAはこの日までに、主エンジンに付属する3つの弁を取り外し、精密検査をしているが、原因は特定されていない。
3月に国際宇宙ステーションに向かうロシアのソユーズ宇宙船と時期が重なるため、12日に打ち上がらないと4月7日以降の打ち上げとなる。その場合、5月に予定されているハッブル宇宙望遠鏡の延命修理のための飛行や若田さんの帰還便もずれ込むことになる。