東京と札幌、長野、福岡のNHKにあてて銃弾とみられる不審な金属片が送り付けられた事件で、福岡放送局あての金属片は、旧式の型のライフル弾だったことが26日、福岡県警の調べで分かった。県警はさらに火薬などの鑑定を進め、発射可能な状態だったかや入手経路などを調べる。
県警によると、弾は長さ約七センチで未使用の状態だった。22日には、福岡放送局の玄関でガスボンベなどが爆発する放火未遂事件も起きており、県警が慎重に関連を調べている。
福岡を含め各地のNHKに送られた金属片入りの郵便物には、いずれも「赤報隊」と印字されたB5判の紙が同封され、紙に金属片が張り付けられていた。消印が23日付で東京の「神田」となっているなど特徴が似ており、県警などは同一犯の可能性が高いとの見方を強めている。
(2009年2月26日23時58分 スポーツ報知)
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20090226-OHT1T00343.htm