矢内理絵子女流名人(女王、29)に清水市代女流王将(40)が挑戦する「アルゼ杯第35期女流名人位戦」5番勝負の第4局が26日、東京・将棋会館で午前10時から行われ、午後5時23分、91手までで先手・矢内が勝ち、通算成績を2勝2敗のタイに戻し、4連覇へ逆王手を懸けた。第5局は3月5日に東京・将棋会館で行われる。
矢内は序盤の相矢倉から作戦勝ちを決めると、あせらずに時間をかけた丁寧な攻めで寄せ切った。
矢内「矢倉の姿は良かった。駒損の攻めは自信が無かったけど、最後まで繋がって良かった。(81手目の)1七角あたりでどうにかならないかと思った。カド番は仕方ないので、普段通りの将棋を心がけた。最初から清水さんとフルセットを戦うつもりだった。最後も普段通りに指すだけ」
清水「序盤からこちらが難しくなり時間を使いすぎた。終盤になって、もう少し何かありそうな感じがしたけど残念です。最終局も頑張ります」
主催:報知新聞社、日本将棋連盟
特別協賛:アルゼ(株)
(2009年2月26日19時00分 スポーツ報知)
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20090226-OHT1T00083.htm