記事登録
2009年02月26日(木) 10時01分

マツダの1月国内生産66%減中国新聞

 マツダが25日発表した1月の生産販売実績によると、国内生産は3万1130台で前年同月比66.2%減と、記録が残る1971年以降で最大の下落率となった。世界的な販売不振を受け、主力工場の夜勤休止などで減産を一気に強化したため。マツダは「在庫の適正化は順調に進んでいる」としている。

 今回の減産は、業績悪化の緊急対策として掲げた「グローバルでの在庫調整」の一環。2、3月の国内生産は低水準が続くものの、1月に比べると緩和される見通しだ。

 1月の国内生産は3カ月連続で減り、台数は70年8月以来の水準になった。アクセラは53.7%減、デミオも52.9%減と主力車が軒並み減らした。

 国内販売は29.1%減の1万4953台と4カ月連続で減少。輸出も72.1%減の2万207台と3カ月連続で減り、下落率は過去最低となった。北米は71.9%減、欧州も83.9%減った。

 海外工場を含めた世界生産は62.7%減の4万5548台。世界販売は約20%減の8万9000台(速報値)だった。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200902260067.html