24日午後5時50分ごろ、長野市西長野の裾花川沿いの道路で、長野県総務部参事、右近謙一さん(59)が電柱にロープで首をつった状態でいるのを通行人が発見し110番した。右近さんは病院に運ばれたが、間もなく死亡が確認された。
右近さんは自衛官を経て、村井仁知事の衆院議員時代の公設秘書を務めた知事の側近。村井氏が2006年8月の知事選で初当選した後、同年12月に任期付き県職員として採用された。遺書などは見つかっていないが、長野中央署は現場の状況から自殺とみている。
県によると、右近さんは24日も普段通り出勤していた。発見された時、背広姿だった。
右近さんの最近の様子について同僚は「思い詰めている様子もなく、精力的に仕事に取り組んでいた。理由は思い当たらない」と話している。