【ワシントン24日共同】訪米中の麻生太郎首相は24日午前(日本時間25日未明)、ワシントンのホワイトハウスでオバマ大統領と初めて会談した。両首脳は日米両国がさまざまな国際課題に共同対処できる「重層的同盟」構築を目指す方針で一致。大統領は会談冒頭「日米同盟を強化したい。日本は偉大なパートナー」と強調した。首相はオバマ政権が3月末までに取りまとめるアフガニスタン戦略見直し作業に日本も参加し、アフガンの民生支援に積極貢献する考えを表明する。
世界的な経済危機対応に絡み、両首脳は保護主義拡大阻止で日米が連携していくことで合意。危機克服のため、積極的な財政出動と金融安定化策が重要との認識でも一致する見通しだ。大統領は経済大国として「手を取り合って協力しなければならない」と述べ、世界規模の問題で協力し得るとの立場を示した。
オバマ大統領が1月20日に就任した後、ホワイトハウスで外国首脳と会談したのは初めて。