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2009年02月25日(水) 00時09分

NHK3局にも“銃弾” 赤報隊名乗り、計4カ所に中国新聞

 NHKは二十四日、東京の放送センターに二十三日送られたのとほぼ同じ銃弾のような金属片が札幌、長野、福岡各放送局あてにも郵送されていたと公表した。警視庁と三道県警は脅迫などの疑いもあるとみて調べている。

 警察庁は全国の警察に対し、類似事件があった場合には連絡するよう通知した。

 NHKあての不審物は計四件となった。福岡放送局では二十二日、玄関で爆発も起きている。

 二十四日午後、東京・渋谷の放送センターで会見した豊田宏とよだ・ひろし・NHK総合リスク管理室室長らによると、東京、札幌、長野に送られた金属片は、いずれもライフルの銃弾のようなもので長さ約七センチ。「赤報隊」と明朝体で印字されたB5判の紙に白い粘着テープで張り付けてあった。札幌、長野には二十四日午前届いた。

 四つとも「神田」(東京都)の二月二十三日付消印。封筒はすべて郵便局が扱う、五百円均一で書類を送れる「エクスパック500」で、長野、福岡両放送局のあて先の住所は移転前の古いものだったという。

 福岡の郵便物は郵便局員が不審に感じエックス線検査、銃弾型のものを確認した。福岡県警によると、開封したところ、ほかのケースと同様にライフルの銃弾のような金属片がテープで張り付けられていた。県警科学捜査研究所が鑑定する。

 豊田室長は「『何でこんなに(受信料が)高いんだ』などの意見をいただくことはいろいろあるが、今回のような連続事件を想起させる出来事はない」と説明。これまでに右翼団体などによる抗議も「つかんでいない」とした。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200902250064.html