自民党の井脇ノブ子衆院議員が理事長を務める財団法人と学校法人の不明朗会計処理問題に絡み、2年後に閉校が検討されている静岡県菊川市の国際開洋第一高校について、同県は25日、井脇氏が今年の入試の合格者28人全員に、入学辞退を要請する考えであることを明らかにした。
県私学振興室によると、同室の担当者が同日、井脇氏に閉校問題を直接問い合わせした際、合格者には入学を辞退してもらった上で、同校と統合する方針の国際開洋第二高校(和歌山県)へ入学するか、来月に実施される静岡県内の別の高校の再入試を受けるよう要請すると説明したという。