愛知県警は25日、男子中学生(15)に竜などの入れ墨を彫ったとして、県青少年保護育成条例違反容疑で同県七宝町川部山王、彫師大久保幸士容疑者(45)を逮捕した。「18歳未満とは知らなかった」と容疑を否認しているという。
同条例は18歳未満の青少年への入れ墨を禁止している。中学生は生年月日を書き換えた保険証のコピーを持参していたというが、県警は同容疑者が「18歳未満かもしれない」と思いつつ十分な年齢確認を怠ったとみて逮捕した。
入れ墨は臀部から背中の全面に、竜が昇り、鳳凰が舞う図柄で、中学生は「ヤクザ映画が好きだった」と話しているという。
県警の調べでは、大久保容疑者は昨年11月と今年1月の2回にわたり、同県大治町内の作業所で、中学生に入れ墨をした疑い。
色を彫り込む前の段階だった1月に中学生が自動車を盗んだとして窃盗などの疑いで逮捕され、取り調べの中で入れ墨が発覚した。
(共同)