日系ブラジル人など外国人が人口の１７％を占める群馬県大泉町で、外国人の３９％は仕事がなく、仕事があっても正社員として働いているのはわずか８％だったことが２５日、町の調査で分かった。
「日本語をすぐにでも勉強したい」と答えた人も７４％に上り、長谷川洋町長は記者会見で「長期滞在の外国人に、日本語を勉強する機会を整えることも支援の一つ」と述べた。
町は１−２月、景気減速による外国人労働者の雇用状況を把握するため、南米系の外国人らに緊急アンケートを実施。約４８０人から回答を得た。
「仕事がない」と答えたのは３９％。「仕事がある」のうち「正社員」は８％だった。日本語能力については６６％が「通訳が必要」と答えた。